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市報きよせ 連載コラム「清瀬と結核」
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公開日|2025/10/25
第5話 東星学園(令和4年10月1日号)
病院街には療養所だけでなく、関連の施設も開かれていきました。
結核患者のための療養農園ベトレヘムの園を開いたフロジャク神父は、患者の子どもたちのための家を江古田の東京市療養所近くに用意していましたが、より大きな施設が必要と考えるようになりました。
そして昭和9年、清瀬の療養農園ベトレヘムの園に離接した土地7,500坪を手に入れ、養護施設東星学園を建設したのです。
学齢に達した33人を清瀬に移し、児童の教育のため、東星学園施設内に昭和11年4月、東星尋常小学校を開設しました。これが、のちの東星学園小学校です。周辺地域の入学希望者も通い、施設の子供と通学生がともに学びました。戦後、近くに置かれた引揚者寮の子どもたちも、芝山小学校開校前は多くが東星学園の小学校に通ったといいます。
幼稚園は、昭和13年に園舎を建設、昭和15年に認可を受けました。中学校開設は昭和22年です。
昭和28年にはベトレヘムの園に準看護学院が開かれ、療養所の医療従事者を育成しました。また、昭和31年には定時制東星女子高等学校が開校し、日中働く人たちの学びの場となりました。昭和42年に開かれた東星学園高等看護学校からは優秀な看護師が巣立ち、病院街などで活躍しました。
養護施設として始まった東星学園は、昭和37年にベトレヘム学園と改称され、東星学園は学校法人として歩みを重ね、現在に至っています。
写真:昭和9年ごろの東星学園全景
(社会福祉法人慈生会提供)